【幽幻の蝶】 in 白玉楼

幽々子さまスキーな亡霊が感じたり考えたりしたことを気ままに書き連ねていく場所。 文章専門同人サークル【幽幻の蝶】の活動報告所としての役割は、2014年開催のコミックマーケット86をもって終了いたしました。

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夏コミの頒布情報でございます

 毎度恒例、入稿報告を兼ねた夏コミの頒布情報を公開いたします。

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コミックマーケット78<2010・8・14>
【幽幻の蝶】(ゆうげんのちょう)

配置スペース:東6ホール ソ‐57b
 
頒布物:新刊『胡蝶幽泳』        ¥400
    (幽々子中心/全年齢向・小説本)
    ・夏の盛りのある日、幽々子が「泳ぎに行きましょう」と言いだした。
     映姫と妖夢は平穏に済むことを願いつつ同行するが……

※表紙・挿絵を【Floresta Prateada】の筅氷雨さんにお願いしました。

 他に、既刊(『胡蝶桃酔』¥400/『胡蝶揺籃』¥400)も持ち込みます。
【委託】 『七色は白黒だけのものじゃないッ!』 ¥800
     ※主催様(ピ30a ハスミ書房)との同時頒布になります。
     ←詳細はこちら。
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 表紙サンプルを、どーん!↓
『胡蝶幽遊』表紙サンプル
 いや、もうこれ以上、何も言うことはございませんw
 あと今回、ややギャグ要素を盛り込んであります。広い心を持った上でお読み下さい。

 本文サンプルは【続きを読む】以降に置いておきましたので、興味をお持ちの方はどうぞ。

《追伸》
【てきとーに。】さん、捕捉ありがとうございます!


 梅雨も明け、暑さがいよいよ厳しくなってまいりました。本番前に夏バテ……なんてことのないよう、お気をつけ下さい。水分はこまめに、かつ適度な塩分の補給もお忘れなく!
「うわっ」
 幽々子の護衛を自認する妖夢は、誰よりも先に海の家を出たとたん、思いがけずそう口にしていた。とっさに手でひさしを作ったが、白い光点が湖面の合間に絶えず浮かんで見える。
 真夏の日差しはここに来るまでとまったく変わることなく降り注ぎ、むきだしになっている肌を焼く。
「よく晴れたわね。泳ぐには絶好ってところじゃない」
「本当」
 足元に広がるくるみ色の砂が小さな、しかし元気な声を出した。護衛よりも前に映姫と幽々子が出た。
「うーん」
 まばらに白い雲が浮かぶ晴れ渡った青空へ向かい両腕を伸ばす幽々子。つられるように、惜しげもなくさらされた二つの白桃も弾む。伺うように注がれた視線には羨望の情が多分に含まれていた。
湖水は幽々子たちの足元で行ったり来たりを単調に繰り返している。妖怪の山から注ぐだけあって、顔を近づけずとも湖底を埋める砂の粒までよく見えた。
「水も綺麗ね」
 涼しげな水音に映姫と妖夢は顔を向けた。幽々子がすくった水が色白の肌をつたい、元いたところへと落ちていった。
 砂浜の右を見ても、左を見ても、緑をたたえた林が目に映る。背に降りかかるのは輪になったセミの鳴き声。
「夏ねえ」
「そうね。泳ぎに行きたくなるくらい、夏ね」
 思いがけないあいづちに桜色の髪が跳ねた。顔を向け、言葉の主と目を合わせた幽々子の唇が開かれる。並びかけた映姫が言葉を継ぎ足す。
「幽々子の思いつきは今に始まったことじゃないけど」
「そうなの」
「そうよ」
 見つめ合い、
「「ふふっ」」
 笑い合う。
「……幽々子様」
 遠慮がちに手を引く声。先ほどの位置から動いていない存在――実は、空気を読んで声をかけるのを待っていた――妖夢のものだった。
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テーマ:同人活動 - ジャンル:サブカル

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