【幽幻の蝶】 in 白玉楼

幽々子さまスキーな亡霊が感じたり考えたりしたことを気ままに書き連ねていく場所。 文章専門同人サークル【幽幻の蝶】の活動報告所としての役割は、2014年開催のコミックマーケット86をもって終了いたしました。

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例大祭の情報が確定しました。

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博麗神社例大祭<2010・3・14>
【幽幻の蝶】(ゆうげんのちょう)

配置スペース:東5ホール そ‐47b
 
頒布物:新刊『胡蝶天衣』        ¥400
    (幽々子vsさとり/全年齢向・小説本)
    ・お燐に目をつけ接近する幽々子。はたして、さとりは……?
※表紙・挿絵を【Re-gedit】の五原 零司さんにお願いしました。
 またゲストに【JJSS】の草薙ゆーとさんをお招きしています。


 他に、既刊(『胡蝶揺籃』¥400・『Doll.Cage.~another~』¥200)を持ち込みます。
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 表紙サンプルはこちら↓。
『胡蝶天衣』表紙サンプル
 今までとは一味違う仕上がりになりました。本文同様に。
 余談ですが、さとりさまは実に自分のイメージどおりに描かれています。

 また、いつもどおり【続きを読む】以降に本文サンプルを置いておきました。
 興味のある方はどうぞご覧下さいませ。
「猫さん」
「ひっ」
 穏やかな声に対し、少女のネコミミは垂直に跳ね上がった。やや丸まっていた背筋はピンと正されたどころかそり返ってしまった。緩慢な顔の動きが追いつくのを待たず、幽々子はお燐の正面へとひざを落とした。
「猫さんも来ていたのね」
「え、え? はい」
「飼い主さんもいらっしゃるのね」
「はい」
 幽々子が呼ぶところの『猫さん』のちょうど横にいた話題の相手は声に気づき、ひざを正して幽々子に向かい合った。
 古明地さとり。
 幽々子の呼んだとおり、地霊殿に棲むペットたち全ての飼い主であり、また地底世界を実質的に管理する地霊殿の主でもある。濃い紫色の髪から先に会釈が送られ、真正面から視線を合わせる冥界の主もこれに忚じた。
「こんばんは。以前はご挨拶もできず早々に立ち去ってしまい、申し訳ありませんでした」
「いえ、お気になさらず。……。ところで、お燐に何か?」
「この猫さんは地上がずいぶんとお好きなようですから、少しお話をしたいと思っていたのです」
 話題に上がった猫の肩が跳ねる。わずかに見上げるようなさとりの視線はつられることはなく幽々子に向けられていた。気づいた幽々子が小首をかしげる。
「……失礼しました。何でもありません」
 落ち着き払った言葉に桜色の瞳は細められた。幽々子が手を上げるとお付きの幽霊が一匹、西行寺家の文様が描かれた杯と一升瓶をまっすぐ、慎重に運んできた。
「今日は冥界のお酒をお持ちいたしました。お祝いの印に、どうぞ」
「ありがとうございます」
 感謝の言葉は現れたものの、さとりの手は動こうとはしなかった。幽々子は瓶の封に手をかけたところで止め、待つ。色白の細い指に支えられた杯は動かない。
「ご気分が優れませんか」
「え? いえ。そうではありませんよ」
 役目を終え下がっていく幽霊の後姿を目で追いかけていたお燐がさとりの肩に手を添え、顔を覗き込んだ。
「猫さんは」
「あた、あたいは別に」
「遠慮しなくてもいいのに」
「あ、あたいはお酒、大丈夫。でも、その。さとり様より先は、ちょっと」
「そう。律儀ね」
【幽明櫻】と銘打たれた一升瓶が幽々子の脇へと戻される。白い蝶がお燐の服の裾に触れた。お燐は肩を縮み上がらせ、さとりの細く整った眉も揺れた。
「……いただきましょう」
「さとり様?」
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テーマ:同人活動 - ジャンル:サブカル

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